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A. アーユルヴェーダでは、「健康のための運動」と「体を消耗させる運動」は別のものと考えられています。
「健康になりたいなら、もっと運動しなきゃ。」
そう思って、息が切れるまで走ったり、毎日ハードなトレーニングを続けたりしていませんか?
もちろん、体を動かすこと自体はとても大切です。
しかしアーユルヴェーダでは、「たくさん運動するほど健康になる」という考え方ではありません。
むしろ、やり過ぎは体のバランスを崩す原因になると考えられています。
アーユルヴェーダには、「オージャス」という考え方があります。
オージャスとは、食事や睡眠、消化によって生み出される生命エネルギーのようなもので、免疫力や若々しさ、心の安定、美しい肌や髪を支える大切な力とされています。
このオージャスは、毎日の生活習慣によって少しずつ育まれる一方で、無理やストレス、睡眠不足、そして過度な運動によって消耗してしまうとも考えられています。
例えば、運動した翌日に筋肉痛がひどくて動けないほど疲れてしまったり、「今日は何もする気が起きない…」という経験はありませんか?
体が回復しきれないほどの運動は、一時的には達成感があっても、体にとっては大きな負担になっている可能性があります。
現代の30〜50代女性は、仕事、家事、育児、介護など、日常生活の中だけでも多くのエネルギーを使っています。
朝から夜まで忙しく動き回り、ようやく一日が終わる頃には、知らず知らずのうちに体も心も疲れています。
その状態でさらに「健康のためだから」と激しい運動を加えると、回復する時間が足りず、疲れが蓄積してしまうこともあるのです。
だからこそアーユルヴェーダでは、「運動は体力の半分程度で終えるのが理想」と伝えられています。
目安としては、
これくらいがちょうど良いとされています。
運動の目的は、自分を追い込むことではなく、体の巡りを整え、健康を維持することです。
また、運動し過ぎると、体だけでなく心にも影響が出ることがあります。
疲労が続くとイライラしやすくなったり、睡眠の質が低下したり、食欲が乱れたりすることもあります。
こうした積み重ねは、髪や頭皮の健康にも少しずつ影響していく可能性があります。
私のサロンでは、天然100%ヘナやアーユルヴェーダの施術を通して、「外側から整えること」と同じくらい、「日常生活で体をいたわること」の大切さもお伝えしています。
髪を美しく育てたい、健康でいたいと思うなら、「もっと頑張る」よりも、「回復する時間をつくる」という発想を持つことも大切です。
アーユルヴェーダが教えてくれるのは、無理を続ける健康法ではありません。
「心地よく続けられることを、長く続ける。」
その積み重ねこそが、年齢を重ねても健やかな体と美しい髪を育てる、一番の近道なのです。